跡を残さないために

にきびの炎症が収まったとしても、にきびがあった場所に跡が残ってしまう場合があります。にきび跡というのは、炎症を起こしていた部分が色素沈着してしまっている状態のことです。また、場合によっては瘢痕が残ってしまいます。

にきび跡が出来てしまう理由としては、皮膚がダメージを受けていることが関係しています。
にきび跡は、にきびが出来ると必ず残ってしまうというわけではありません。にきびができていた場合でも、炎症が小さい、適切な治療で直すことが出来たという場合にはほとんど跡が残ることはありません。
基本的にニキビの炎症度合いが低い段階であれば潰した場合でも跡が残ることはありません。しかし、一度炎症を起こしてしまうと跡が残る可能性は一気に高くなります。炎症を起こしてしまうと赤く幹部が腫れ上がってしまいます。特に、触れると痛みを感じるというほど炎症を起こしている場合にはにきび跡が残りやすいです。

わたしたちの皮膚というのは、3層構造となっています。私達が普段目にしている皮膚の表面に当たる部分は表皮、その奥にあるのが真皮、さらに奥にあるのが皮下組織というものです。表皮の下には色素沈着位に関係しているメラニンを生成するメラノサイトというものが存在しています。メラノサイトが働くことによってメラニンが生成されてしまいます。にきびが炎症を起こすことによってメラノサイトが働き、薄い茶色の跡が残ってしまいます。
ただ、この場合には、お肌のターンオーバーが繰り返されることによって跡が次第に薄くなりますので、最終的なきれいな状態へ戻ります。
しかし、炎症が真皮に届いている場合には、毛細血管が傷ついてしまっているので、赤いにきび跡が残ってしまいます。皮下脂肪まで届いてしまっている場合には、クレーターが残りやすくなってしまいます。

炎症を起こしてしまうことによってにきび跡を美しくすることが困難になります。真皮や皮下脂肪にまで炎症が及んでいる場合には自分で治療することは不可能なので、皮膚科治療を受ける必要があります。
跡を残さないためには、「たかがにきび」と思わず、早期に対処する必要があります。早期治療のとりかかることで跡を残しにくくなります。

ニキビも皮膚疾患の一つです。軽く考えるのではなく、病気の一つと捉えてしっかりと治療していきましょう。